火と心臓の病気

火

四柱推命の五行と、病気の関係シリーズ。

今回はについて語っていきます。

火=心臓

五臓六腑という言葉があるように、人間でメインとなる機能は5つです。

五行の火は心臓を指しますが四柱推命は東洋医学に近いので、ここでいう心臓は心臓そのものではなく循環器系全般とお考えて下さい。

強い=健康という訳ではない

四柱推命において大切なことはバランスです。

ですから火が多いから心臓を含む循環器系は大丈夫!というのは誤りなのです。

具体的にいうと火が強くなった場合、

火 循環器系に問題が生じる
土 火が土を生むので、土が弱いと消化器系が良くなり、土が強いと悪くなる
金 火が金を剋すので、金が強いと呼吸器系が良くなり、金が弱いと悪くなる
水 水が火を剋すので、火が強いと心臓機能は良くなり、水が弱いと免疫系が弱くなる
木 木が火を生むので、木が強いと心臓機能が悪くなり、水が弱くても心臓機能が低下します。

つまり火が五行の相互作用によって強くなりすぎると四柱推命においては良くないのです。

ちなみに火が弱すぎた場合はこの逆となります。

心臓は肥大化し落ちる

心臓は左側というイメージがありますが、実際は中央にあって左よりというのが正解です。そして心臓が弱ってくると肥大化し、下垂する特徴があります。

下垂とは胃下垂と同じように、心臓が下に落ちるという意味です。

胃下垂や下痢は心臓の下垂が原因

心臓が肥大化し、下垂すると、直下の横隔膜に負担をかけます。

横隔膜に負担がかかるということは呼吸が上手くいかないことを意味し、二酸化炭素の交換不足で慢性疲労、風邪、寝不足(脳への酸素不足)となります。

また心臓の下垂が原因で横隔膜がさらに下にさがると、胃をつぶすことになるのでこれが胃下垂や消化不良の原因となってしまいます。

さらに大腸は"の"の字を描く様に右回りで消化物を運搬するのですが、やや左側~左側の臓器が潰れると、運搬を加速させることになるのでこれが下痢の原因になるのです。

火と五行の相関関係

火は、火と協力しお互いがお互いに強くなる。 ←比和する。
火は、土を強化するが火は疲弊して弱くなる。 ←相生する。
火は、金を攻撃し、火自身も疲弊し弱くなる。 ←相剋する。
火は、水に攻撃され、火は疲弊して弱くなる。 ←相剋される。
火は、木に援助され、火は力を増し強くなる。 ←相生される。

まとめると、火は

強化 : 火 → 木 → 土 → 金 → 水 : 弱化

ということになります。

以上が四柱推命による視点でした。