奇門遁甲の真伝

奇門遁甲とは百戦百勝した 『諸葛亮孔明』 が使用したと言われる最高の秘技であり、特に赤壁の戦い(映画レッドクリフなど)は有名で、真伝を現代に応用すれば、願望、目的の達成はもちろん、あらゆる災害、災難から逃れることが出来る究極の方位術です。

天武天皇により誕生した陰陽寮が奇門遁甲、太乙神数、六壬神課の三式を始めとする、あらゆる技術を取り扱ってきたのですが、時代と共に失伝してしまいました。そして昭和の時代になり、張明澄氏、武田考玄氏、黒門氏などにより、まだまだ少数ですが 『奇門遁甲』 の文字を書籍やネット上で見る機会が増えてきました。

いずれにせよ、戦国時代の 『領土拡大』 と言う目的を現代に応用し、収入を増やしたい、結婚がしたい、運が良くなりたい、などの願いを真伝奇門遁甲は叶えてくれるのです。そして、数千円から数万円の料金で、本来なら不可能な願いも現実化してくれる究極の方位を教えてくれるサイトも存在します。

さて、実際に奇門遁甲を使う場合 『方位盤』 と呼ばれるものを作り、どの時間の、どの方位が、どの様な効果があるのかを調べます。ところがここで問題が発生します。実はこの作成方法、一つや二つではないのです。

作盤方法が違えば、当然、結果も異なります。今日の正午は、どの方位が最高かと問われても、ある奇門遁甲の流派では 『東』 が最高の方位と判断し、違う流派では同じ 『東』 が死をもたらす最悪の方位と判断してしまうのです。

そう言った背景から、我こそは諸葛亮孔明の直伝である、我こそは一子相伝の真伝である、と名乗り始め、百人いれば百通りの奇門遁甲の作盤方法があり、まさに百家争鳴の状態となっているのです。

しかしはっきり言えることは、冷静な視点で、余計な先入観の一切を振り払い、手に入る古書(神機制敵太白陰経、煙波釣叟歌、奇門遁甲全書)などを読むと次第にその真実が見え、四柱推命と同様に、どれが偽物なのか、どれが本物なのか分かるのです。

なお、ここで言う余計な先入観とは、例えば、北と言う方位は、地図上の北を指すのか、方位磁石の指す北のことか、という論争がありますが、いずれにせよ奇門遁甲を使用する上で、先入観にとらわれている段階では真実は見えないと申せます。なお、どれが本物なのかを検証されたい方は、

日本航空「もく星」号墜落事故
全日空伊豆下田沖墜落事故
藤田航空八丈富士墜落事故
全日空羽田沖墜落事故
カナダ太平洋航空機墜落事故
BOAC機空中分解事故
全日空松山沖墜落事故
全日空雫石上空衝突事故
日本航空羽田沖墜落事故
日本航空ジャンボ機御巣鷹山墜落事故
中華航空機墜落事故

を調べられると良いでしょう。特に我こそは奇門遁甲の真伝。その理論によると御巣鷹山の事故が如何に良くないか、という理論を見かけますが、いざその理論を使って他の事故を調べると、実際の結果と合わなくなる事例が多発し、その時点でそれは偽物と判断された方が良いでしょう。

奇門遁甲の真相はいずれ公表するかも知れませんが、方位論を気にして目の前のチャンスを失うようなことだけは避けて頂きたいと存じます。

以上、四柱推命協会でした。