金と肺の病気

四柱推命の五行と、病気の関係シリーズ。

今回はについて語っていきます。

金=肺

五臓六腑という言葉があるように、人間でメインとなる機能は5つです。

五行の金は肺を指しますが四柱推命は東洋医学に近いので、ここでいう肺は肺そのものではなく呼吸器系全般とお考えて下さい。

また腸も金に該当します。一見ぜんぜん違うように思えるかも知れませんが毒素を排出し、新しいものと交換するというのが本質となります。

強い=健康という訳ではない

四柱推命において大切なことはバランスです。

ですから金が多いから肺を含む呼吸器系は大丈夫!というのは誤りなのです。

具体的にいうと金が強くなった場合、

金 呼吸器系(肺や気管支)に問題が生じる
水 金が水を生むので、水が弱いと免疫機能が良くなり、金が強いと悪くなる
木 金が木を剋すので、木が強いと肝臓機能が良くなり、木が弱いと悪くなる
火 火が金を剋すので、火が強いと循環器系は良くなり、火が弱いと弱くなる
土 土が金を生むので、土が強いと呼吸器系が悪くなり、火が弱くも機能が低下します。

つまり五行の相互作用によって強くなりすぎると良くないのです。

ちなみに金が弱すぎた場合はこの逆となります。

圧倒的な美人は金が良好

四柱推命において金は呼吸器系と腸、つまりガス交換を行う機能を指します。そしてこの両方がうまく作用していると

肺 酸素がうまく行き渡る。特に脳への酸素供給が良いので思考がポジティブに!
腸 食べたものをちゃんと吸収し、余計なものを排泄するので毒素が溜まらない。肌が綺麗に!

ということになります。

よく綺麗な人に美の秘訣を聞いても何もしてない、という人がいますが、これは本当に何もしないのです。

何故なら、身体の肺と腸によるガス交換がうまくいっているので食べて寝ることが最大の秘訣だからです。

うまくガス交換が出来て言いない人へ

人は必ず五行の偏りがあるので、ガス交換がうまくいっている人ばかりではありません。では、うまくいっていない人はどうしたら良いのかというと、呼吸器(肺と気管支)と消化器(腸)の機能を上げることです。

簡単に言ってしまえば運動と、質が良く、消化の良いものを食べることです。上手く機能している人と違い、普通に暮らしているだけでは酸素供給が不足しています。

また栄養素の取り込みと排出が上手くいきません。ですから、最低限でも軽い運動や、消化に良いものを食べてください。

金と五行の相関関係

四柱推命において

金は、金と協力しお互いがお互いに強くなる。 ←比和する。
金は、水を強化するが金は疲弊して弱くなる。 ←相生する。
金は、木を攻撃し、金自身も疲弊し弱くなる。 ←相剋する。
金は、火に攻撃され、金は疲弊して弱くなる。 ←相剋される。
金は、土に援助され、金は力を増し強くなる。 ←相生される。

まとめると、金は

強化 : 金 → 土 → 水 → 木 → 火 : 弱化

ということになります。