イジメ・パワハラ・批判されたら

イジメ・パワハラ・批判といったことを四柱推命の視点で語っていきます。

プライドが高い人にとって、批判ほど腹立たしいことはありません。人の目を気にし過ぎる人にとっても批判ほど怖いものはありません。 またそうでなくても一生懸命に頑張ったのに、批判される事ほど腹立たしいことはありません。またプライドも傷つきイヤものです。 99点の努力を評価せず、1点のミスばかりを攻めたてられる。そんな人は地獄に堕ちればよい。批判をしないで、怒らないで、努力を認めてくれる、そんな優しい人が多い環境を人は望むモノです。

事実、そういった不満をもとにどうしたら良いのか四柱推命で教えてください、というご相談が後を絶ちません。

たしかに、批判ほど、腹立たしく、それでいて前向きになれず、消極的になり、自分の殻に閉じこもるものはありません。同時にいらだちから攻撃的にもなります。 でも、腹が立ったからといって、考えられる限りの方法で仕返しをしたり、人の目が気になり過ぎたりして人を拒絶するようになってしまってはこれほど悲しいことはありません。

ですが考えても見てください。そもそもイライラしながら考えた復讐のうちこれまでいくつ実行されたでしょうか。ビクビクしながら恐怖したことでいくつ実際に起こったでしょうか。 そうです。どんなにありもしない虚像に時間をかけようと、結局の所は現実世界とは何の関係もないのです。いや。それどころか、虚像を考えることで大量に分泌されるホルモンがあなた自身の自律神経や内臓に多大なダメージを与えてしまうのです。

人間の一生はたった3万日しかありません。あなたが使える時間は限られています。ありもしない虚像に人生を費やすも、向上した道を歩むのもあなた次第なのです。 かつて連勝王である項羽は部下の忠告を受け入れず、Yesマンばかりで周りを囲み、最終的には滅びました。その最後は四面楚歌(しめんそか)として有名です。 かつて連敗&惨敗王である劉邦は諫言を受け入れる度量があり、400年を誇る漢帝国の礎を築きました。連勝王である項羽を滅ぼしたのは他ならぬ彼なのです。

もちろん、自己本位の見当違いな批判をしてくるモノも少なくありませんが、その泥の中にもわずかばかりの金が必ず混じっており、そこを拾い続けられるかどうかです。 諫言は耳に痛けれど行いに利あり、良薬は口に苦けれど病に利あり。批判と上手く付き合い、素直になる。すると昨日のあなたとは違う、より成長したあなたになるのです。

追伸

四柱推命において官殺が多すぎる人ほど批判に耐えられない傾向があります。この背景には自分が我慢さえすれば…という考えが人より強いことが原因です。 特に四柱推命において命式と大運をみて官殺があまりに強いとそういう傾向が強くなっていきます。ですからもし官殺のバランスが分からなくても、既にイジメやパワハラに発展している場合に限り、我慢よりも環境の変化を優先すべきです。つまり戦略的撤退こそ鍵となります。

以上、イジメ・パワハラ・批判といったことを四柱推命の視点でお伝えしました。