相生と相剋 中級者向け

相生と相剋について、基礎を学ばれた方にもっとつっこんだお話をしていきます。

四柱推命をよりよく当たる占いにしたければ、この知識は必須となります。

十干と、陽干&陰干との関係性

十干にも五行と同じく相生・相剋の法則があります。ここに陽は強く、陰は弱いという法則が加わります。

甲 → 己 (最大)
甲 → 戊 (通常)
乙 → 己 (通常)
乙 → 戊 (歯が立たない)

上記の例は陰陽の法則より、相剋する側は陽で、相剋される側が陰だった場合、一番攻撃力が強いです。逆に相剋する側は陰で、相剋される側が陽だった場合、歯が立たないので、攻撃する側だけが消耗し、攻撃された側は無傷となります。

ジャイアン → のび太 (最もダメージを与えられる)
のび太 → ジャイアン (歯が立たない)

という感じでしょうか。

また、相生する場合、相生された方は強化されますが、逆に相生する方はエネルギーを消費するので弱体化します。また相剋も、相剋された側は当然ながら弱体化しますが、攻撃した側もエネルギーを失います。

相生甲→丙は大きいエネルギーを生む乙→丙は少ないエネルギーを生む
相剋甲→己は大きいダメージを与える乙→己はそれなりのダメージを与える

つまり、陽の相生はより強く、陰の相生はそこそこです。陽の相剋はより強く、陰の相剋はそこそこです。

また、陽は陰は相剋が出来ても、陰は陽に歯が立たたず、陰のみが疲弊する法則があります。

相剋甲→戊はダメージを与えられる乙→戊はダメージを与えられない

相生は生んだ側(甲→丙では甲)は自身のエネルギーは消耗することで相手にエネルギーを与え、相剋においても攻撃される側だけでなく、攻撃した側(甲→戊では甲)もエネルギーを失っている、ということも覚えておいて下さい。

雑論

この相生と相剋を応用して、二つの十干が組み合わさる事で新たな作用が生まれる『干合』、十二支それぞれが方位の組み合わせで新たな作用が生まれる『局』、『方』、などが市販の本には書いてありますが、あくまで陰陽と五行の要素、そして時間による変化のみが絶対的な視点であり、それ以外の相生および相剋は全て不要の理論となります。これは四柱推命を学ぶ上で極めて重要です。

また近年、吉方を向いて巻き寿司を食べる恵方巻きなるものがありますが、これも十干には一切不要な方位理論をこねくり回して導き出した俗説に過ぎず、ただの縁担ぎ程度とお考え下さい。動物占い、天中殺なども同様のことが言えます。

簡単ですが以上が雑論の説明となります。

なおチンプンカンプンだったら初級編に相生と相剋のページがありますのでご覧下さい。

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